世界中のブロックチェーンプロジェクトとトークンオファリングを支援し、スタートアップエコシステムを加速させるTECHFUND社

インタビュー

(本記事は11/26取材時の内容です。市場状況の解説に若干の語弊がございますので予めご了承ください。)
ブロックチェーンやICOに関する盛り上がりから、ブロックチェーンを用いたサービスを開発したり、ブロックチェーンの活用方法についてコンサルティングを提供したりする企業も増えてきています。そんな中でTECHFUND社はICO/STOアクセラレータープログラムの運営やブロックチェーン開発をサポートするクラウドサービスの提供という形で本領域に関わっています。今回は共同代表の松山 雄太さん(以下、松山さん)とCTOの早川・ジャガー・裕太さん(以下、早川さん)にお話をうかがいました。

成長市場ブロックチェーン・暗号通貨市場に、人材や情報、ビジネスが集まる。

ここ1、2年、ブロックチェーンに注目されているとのことですが、きっかけなどはあったのでしょうか?

松山さん
TECHFUNDでは創業以来「起業家をメジャーな職業にする!」と言うビジョンを掲げテクノロジーアクセラレーターとして活動していますが、スタートアップを支援する中で現在の資金調達の在り方に課題を感じトークンオファリングと言う手法に注目し始め、その過程で自然とブロックチェーン事業に取り組むようになりました。
またこのブロックチェーン業界は今最もホットな市場で、優秀な人材や潤沢な資金も流れ込んできているため”市場の成長”を感じたことも参入したひとつの理由です。

確かにブロックチェーン事業に投資をする機関投資家も増えていますし、ICO(Initial Coin Offering)も大きな話題となりましたね。

松山さん
そうですね。私達もICOやSTO領域には注目しています。ICOで言えば、今年に入って全体で2兆円を超える調達規模となっていて、これは昨年(2017年)の3倍以上の規模になっています。

【参考情報】ICOの調達額の比較


ICOのデータを確認できる「CoinSchedule」によると2017年の1年間で調達された金額は$6,651,002,746で、2018年の本記事作成時点(11/26)における調達額は$22,029,267,843となっており、3倍以上の伸びをみせています。ネガティブな声もあるICOですが、グローバルな数字でみてみると、まだまだ注目されていることがうかがえます。

ブロックチェーンの実装難易度や学習コストを下げる「ACCEL BaaS」の提供

ありがとうございます。ブロックチェーンプロジェクトへの関わり方として、コンサルティングやアクセラレータープログラムの他にクラウドサービス「ACCEL BaaS」も提供されていますが、開発のきっかけはなんだったのでしょうか?

松山さん
先程触れたようにブロックチェーン、ICOなどへの注目は集まり、市場としても伸びてきていると思う一方で、アイデアレベルが多くまだ実装レベルに至っていないと感じています。

原因のひとつにはブロックチェーンの実装難易度や学習コストが高いことが挙げられ、その点を解決するために、あらゆるエンジニアが簡単にブロックチェーンを扱える環境を整え、スピーディーに実装できるサポートを行うクラウドサービス「ACCEL BaaS」を開発・提供しています。

当社は創業時から「スタートアップ界隈の技術力不足の解決」という課題にも取り組んで来ていますので、当社らしいプロダクトの一つを提供できていると思っています。

補足
ACCEL BaaS:プログラミング言語を問わずに、APIを呼び出すことで簡単にブロックチェーンアプリケーションの開発が可能となるクラウドサービス。BaaSはBlockchain as a Serviceの略称。
公式サイト:https://accel-baas.io

公式資料やコミュニティで公開・議論されている情報からブロックチェーンを学ぶ

「ACCEL BaaS」のようなプロダクトを提供するためにはブロックチェーンに対する高い理解が必要となると思いますが、どのように情報収集、学習を行いましたか?

これからブロックチェーンを学習してみようと思っている方も読者には多いかと思いますので、ぜひともお聞かせください。こちらは松山さん、早川さんお二人にお答えいただければと思います。

松山さん
まずは、私から。翻訳された情報(ニュースや本)は遅かったり、間違っていたりすることもある前提でウォッチするようにしています。また、最新の動向やトピックについては例えば「Ethereum Research」や「GitHubのIssues」をチェックするようにしています。
早川さん
私は当初は各種Whitepaperやsolidity等のドキュメントを読んだり、ソーシャルやイベント等で目にする技術についてその概念や仕様を参照していました。それと並行して、BaaSを開発する中で深く細かい仕様も必要になり調査しました。ハッカソンやバウンティプログラムに参加し、いずれも受賞出来る程度に知識を深められたことも為になったと思います。また、パートナーや親しい方の記事や書籍などもチェックしていました。

組織ではなく、プロジェクト単位での働き方が人材の最適化を生む時代に

最後にブロックチェーンの展望やブロックチェーンのある社会への期待などがございましたらお聞かせください。

早川さん
組織に属して働くというよりも、プロジェクト単位で人が流動的に繋がり働くような世界が広がっていき、今よりももっと個人の時代になると思っています。またその方が、人材の最適化に結び付くと考えています。この流れはブロックチェーンにおける非中央集権的な考え方にも近いと思っています。

なので、例えばひとつのサービスに活用するだけでなく、働き方のような大きな仕組みに対してもブロックチェーンはアプローチできる可能性が十分にあると思うので、そういった方向にも着手していければと思います。

おわりに

TECHFUNDはアクセラレータープログラムやクラウドサービスを提供するという形で、ブロックチェーン、ICO/STO領域に関わっています。社会実装は大きな課題の一つだと思うので、それらの敷居を下げるような取り組みは非常に重要だなと感じました。

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