ビットコインのインセンティブ設計やイーサリアムのコンセプトに惹かれ、カウンティアバンクにジョイン。未開拓なブロックチェーン領域をどのように進むのか?

インタビュー

(※2018年12月3日取材時の内容です。)
カウンティアバンク株式会社(以下、カウンティアバンク)は2019年1月に、日本初となる仮想通貨のレンディングに特化した新サービス「CoinOn(コインオン)」を正式リリースしました。そんなカウンティアバンクで、マーケティングやリサーチ、カスタマーサポートと幅広い業務を担当されている當銘大河さんにお話をうかがいました。

技術面、ビジネス面の両面を経験したキャリア!?

當銘さんのブロックチェーン・仮想通貨領域に関する情報量や知見は非常に豊富だなと、ブロックチェーンジョブズでインタビューさせていただいた際にも感じました。ただ、この領域はどちらかというと、技術サイドの方が魅力を感じてのめり込んでいく印象があるのですが、當銘さんはどのような経緯で興味を持たれたのでしょうか?

當銘さん
もともとは営業などをやる総合職でVOYAGE GROUPに採用されたのですが、技術にも興味があったので、エンジニアを希望しました。なので、実はキャリアの始まりは技術サイドなんですよね。

興味を持ったきっかけとしては、エンジニア時代に関わっていたポイント交換サービスでビットコインとポイントを交換できるようにする仕事があり、そのときにビットコインやブロックチェーンについて知り、興味を持ちました。

ブロックチェーンへの関心のはじまりはビットコインやイーサリアム

そうだったんですね! もう少し興味を持たれたきっかけについてお話をうかがいたいのですが、ビットコインやブロックチェーンのどのような点に魅力を感じられましたか?

當銘さん
仕事で関わることになったビットコインとはなんなんだと調べてみて、P2Pや暗号そのものや、組み合わせ方などの技術的な部分にも多くの魅力を感じましたが、一番はインセンティブ設計が面白いと思ったのを憶えています。

送金する人はただ送金したいだけ、マイナーの人は手数料が欲しいだけ。ただし、手数料を得るためには誰かの送金を確認する必要があるという仕組みがシンプルでキレイにまとまっていますよね。

ありがとうございます。ビットコインで用いられているそれぞれの技術については何年も前から活用されていたというのはよく耳にします。そういった技術を組み合わせてシンプルな仕組みで第三者を介さず送金できるように設計したことは非常に興味深いですね。ちなみにビットコイン以外だと、当時または今注目しているものはありますか?

當銘さん
よく耳にするような仮想通貨関係はどれも注目していますが、当時、面白いと思ったものの一つは、やはりイーサリアムですね。今までの多くのサービスは、企業や国といった一つの組織が仲介・媒介、運営などを担っていました。そして多くのサービスは仕組みや内容に多かれ少なかれブラックボックスが存在しています。

イーサリアムではこのブラックボックスを限りなくなくすことができ、今後、仲介・媒介者をなくし(または関与を限りなく少なくし)、ある組織に頼ることのない民主化されたサービスがどんどん生まれていく可能性を感じ魅力的だと思いましたね。

ブロックチェーンは「銀の弾」ではないが、活用領域もある

ありがとうございます。技術面だけでなく、コンセプト・仕組み面にも面白さを感じられていたのですね。

以前はさまざまなものがブロックチェーンに置き換わり、ブロックチェーンは万能であるとするような風潮もあったように思いますが、どのようになると感じられていますか?

當銘さん
当時はブロックチェーンでできることというのを洗い出していたような状況なので、万能であるような感じになっていました。しかし今では、ブロックチェーンが「銀の弾」ではないことを多くの人が理解しています。
補足
「銀の弾」は、魔法のように、すぐに役に立ちプログラマの生産性を倍増させるような技術や実践 (特効薬)を表現する際に利用される。フレデリック・ブルックスが1986年に著した論文「No Silver Bullet – essence and accidents of software engineering」で表現され、その後も多くの場所で利用されている表現。
當銘さん
とはいえ、十分に普及していく技術であると考えています。例えば、不透明な部分をスマートコントラクトなどによって透明度を高めることはできると思いますし、価値を移転させることについては既存の仕組みよりもスムーズにできる可能性が高いと思っています。

不透明という部分で言えば、金融領域の仕組みがわかりにくいと思われている方やいわゆる仲介手数料の決め方などがブラックボックス化されており、不安・不満に感じられている方もいると思います。当社、カウンティアバンクとしても金融領域については、積極的にアプローチしていきたいと考えています。

ブロックチェーン領域の面白さは世界的に未開拓なところ!?

本記事の読者の中にはブロックチェーン領域に関わってみたいと思われている人も多いと思いますので、実際に、ブロックチェーン領域にジョインされてみての感想や魅力について教えてください。

當銘さん
ブロックチェーン・仮想通貨領域では世界的に見てもいわゆる成功事例や活用事例というのがまだまだ少ない中でチャレンジできることは苦しい反面、面白いですし、やりがいがある領域だなと思っています。

ITやネットビジネスでは国外(主にアメリカ)で成功したモデルを日本で展開するタイムマシン経営のような手法がありますが、この領域だと、通用しないという訳ですね。

當銘さん
ですね。でもだからこそ、国内発で、多くの国に真似されるようなサービスやプロダクトを出せる可能性もあって、そこはとてもやりがいがあると思っています。

また、技術やビジネス系の人をはじめ、法律や税務・会計、マーケティングなど幅広い職種の人が一緒になって作り上げている感じも個人的には面白いと思っています。それぞれの専門領域ではから捉えたブロックチェーンや仮想通貨に対する考えについて、同様に考えている点や違うところがあるので、常に発見があって面白いですね。

ブロックチェーン領域は例えるなら総合格闘技!?

ありがとうございます。ではブロックチェーン領域に向いている人や関わる上での心構えなどはありますか?

當銘さん
技術、ビジネス、法務など幅広い知識を総合的に身につけることが重要となってくる総合格闘技みたいな領域ですし、各分野の情報の流れも非常に速いので、そういった情報収集や学習が苦に感じないことは重要な素地の一つだと思います。

確かに技術の動向や法規制の動向、さらに海外での動きなどもある程度把握する必要があるので、大変そうですね。ちなみに當銘さんが情報収集するのにチェックしているサイトや書籍などはありますか?

當銘さん
基本的には公式情報(一次情報)をキャッチするようにしていますが、海外の専門メディアや著名な方のTwitterなどをフォローして情報をスピーディーに収集できるようにもしています。メディアでいうと、日本版もありますが、COINTELEGRAPHなどはよく見ますね。

あとはscrapboxで公開されているlayerXさんの情報や、こちらも同様にscrapboxで公開されているEthPediaなども見ています。

まとめ

ブロックチェーン、仮想通貨領域で積極的に活動されているカウンティアバンクかた當銘大河さんにインタビューさせていただき、ブロックチェーンに興味を持ったきっかけや、情報収集に活用しているサイトなどのお話をうかがうことができました。流れの速い業界ですが、最後に紹介いただいたサイトなどをチェックして、しっかりと情報を追っていきたいですね。

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