エンジニアスキルに加えて英語も必須って本当? ブロックチェーン領域で求められる人物像についてアステリアが自社目線で赤裸々告白!

インタビュー

ビットコインとともに、その中核技術であるブロックチェーンも注目を集めています。ブロックチェーンは一般的に非中央集権的な運用が可能で、さらに高い耐改ざん性を持ち、実質的にゼロダウンシステムであるという特徴があります。これらはビットコインのような通貨(あるいは資産)の移動を記録する以外にも、多領域での活用に期待が高まっています。

しかし、まだまだ多くの企業はブロックチェーンをどのように活用すべきか、決めあぐねています。そういった企業に対して、アステリアでは「ブロックチェーン導入支援コンサルティング」を提供しています。本コンサルティングでは座学としてブロックチェーンを学ぶだけでなく、実際に動くものを触ることで、より業務への適応イメージを膨らませられるように設計されています。

今回はアステリア社でブロックチェーン事業推進室の室長を務められている森一弥さんにお話をうかがいました。

2015年末頃よりブロックチェーンへの取り組みを本格化したアステリア

アステリア社は2016年の段階で、ミャンマーのマイクロファイナンス機関「BC Finance」の融資システムにおけるブロックチェーン技術の実証実験に参加するなど、早期からブロックチェーンへの取り組みを行われていたと思いますが、実際には何時頃から取り組まれていたのでしょうか?

森さん
当社で提供している「ASTERIA(アステリア)※1」という製品はEAIサービスなので、顧客から連携要望が出そうな新しいツールや技術については常にウォッチしていました。そのため比較的早い段階でブロックチェーンについては認識していました。ただ、取り組みを本格化させたのは、2015年の末頃からですね。
補足
※1「ASTERIA(アステリア)」 アステリア社の提供するEAIサービス。EAI とは「Enterprise Application Integration」の略称で、異なる複数のシステム間のデータ連携をスムーズにする仕組み・ソフトウェアを指す。

情報に惑わされないために、一次情報をチェック&実際に動かすことが重要!

今でこそブロックチェーンに関する書籍や、より専門的な技術書籍も発売されていますが、当時はどのように情報を収集されていたのでしょうか?

森さん
幸い多くのブロックチェーンはOSS(Open Source Software)だったので、GitHubなどを通して、情報を得ることができました。パブリック・プライベートチェーン問わず意識したのは、まずは動かしてみることです。

どんなリクエストを送ると、何が返ってくるのかをしっかりと確認し、理解を深めていったイメージですね。

なるほど。まずは実物を触ってみて理解を深めるということですね。今では日本語でも多くの情報が出ていますし、取り組み始めるにはよい環境になっていそうですね。

森さん
確かに、今現在、公式な情報以外にもまとまっているサイトや書籍も出ていると思いますが、必ずしも正しい情報だけというものではないので、リテラシーを持って読み取ることが重要だと思います。 いくつかの情報ソースから判断してみたり、実際に自分で動かしてみたりして、学んでいくことが重要だと思いますね。

高すぎる!?アステリアの募集要項を徹底ヒアリング


ところで、話題は変わりますが、貴社はブロックチェーン領域の人材も募集されていると思います。応募資格(いわゆる募集要項)を拝見したところ、必須条件がかなりシビアなんじゃないかと思ったりするわけですが、業界的にはこれほど高度な人材がスタンダートなのでしょうか??

森さん
もちろん即戦力になりえる人材は求めています。ただ、募集要項からイメージされるレベル感の人材だけでなく、幅広い方とお会いしてみたいとは思っています。

せっかくなので、各項目で、もう少し具体化した人物像をご紹介しますね。

それは、大変助かります! 貴社のお話を聞きたいと思う人としても、ブロックチェーン領域に関わりたいと思っている人からしても参考になりそうですね!

でははじめに「複数のモダンなプログラミング言語での開発経験(3年以上)」という項目について教えてください。

森さん
この項目で気にしているのは「複数の言語を経験しているか」です。ブロックチェーン領域では、新しい言語が登場する可能性もあります。その際に複数の言語を習得されている方であれば、未知の言語であっても、全体像をつかめるだけの能力は身についていると思います。本項では、そういった方をイメージして設定しました。

また、複数言語については、実務で活用していなくとも、サンデープログラマー的に習得されている場合も大歓迎ですね。

「この言語なら任せて!」という人よりも、ある程度、複数の言語を使いこなせる人がよいということですね。では続いて「パブリックサービスのREST APIを使った開発経験」という項目についてはどうでしょうか?

森さん
REST APIを使ったり、作ったりする機会も出てくるので、ブロックチェーンに限らず、REST APIを使って何かしら作った経験があることが望ましいです。例えばTwitterのbotを作った経験があったり、Salesforceとの情報連携で活用したりしたことがあるなど。

こちらも実務の有無はあまり気にしません。

実務でなくとも、興味を持って、さまざまな言語やサービス(APIなど)を活用されている人がよいということですね。最後の「英語の技術仕様書などを理解できること」はどうでしょうか?

森さん
ネイティブスピーカーと話せるレベルなどを求めている訳ではなく、文字通り英語の技術仕様書などを理解できる方であれば問題ありません。ある程度の語学力は必要だと思いますが、翻訳サービスを活用したり、実際に仕様通りに動かしてみたりして、システム・サービスの仕組みが理解できる方をイメージしています。

僕自身も英語の技術仕様書を理解するときは、一部翻訳ツールなんかも使っていますしね笑

金儲け志向は減り、ブロックチェーンの社会実装を目指すフェーズへ

ありがとうございます。最後に、ブロックチェーン領域に関心を持たれている方々にメッセージをいただけますか?

森さん
国内だと特に、仮想通貨と紐ついて、ネガティブな印象を持たれることもありますが、グローバルでみれば、その有用性や可能性について関心が一層高まっています。ブロックチェーン・仮想通貨を使って一儲けしようとしていた人たちは徐々に減り、ブロックチェーンをどうやって社会実装するかを本格的に議論するフェーズに入りました。

テクノロジーに関心を持っていて、ブロックチェーンの可能性を信じている人はぜひ飛び込んで来てほしいと思います。

おわり

今回は、早期からブロックチェーンの可能性に着目し、実証実験などを通じてノウハウを蓄えているアステリア社にインタビューを行いました。本領域では、大手メディアであっても間違った情報が掲載されてしまうことも多く、そういった情報に惑わされないためにも、一次情報をチェックしたり、自分で動かして理解していくことの重要性を改めて考えされられました。

また、アステリア社では「マンガでわかるブロックチェーン」というコンテンツも定期的に配信しています。ブロックチェーンとはそもそもどのようなものかという内容のコンテンツから、電子マネーやポイントとの違い、実際の活用事例など幅広い話題が漫画形式を交えながら紹介されています。森さんもデフォルメされて登場!?している模様ですよ!

こちらもチェックしてみてください。

URL:https://www.asteria.com/jp/inlive/?s=マンガでわかるブロックチェーン

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